心の中で。
「美玲~っ!スコア覚えた?明日は頑張ろうねっっ」

急に後ろから早苗に抱きつかれた。


早苗が何を言ってるかというと…



明日から『春季大会』が始まるらしい。

今年度初の最初の試合。

あたしたちが参加する初めての試合。




…って言ってもタオル渡したりスコア書いたり…って形の参加だけど。

でもワクワクしないって言ったら嘘だよねっ!



「全然…スコア難しいよ~。お願いだからサポートしてねっっ!」

まだまだ初心者なあたしはスコアもまだ満足に書けない。

「あはっわかったわかった!任せなさい!」

そう言うと早苗はユニフォームの洗濯へ行ってしまった。


早苗は中学でバスケ部なだけあってスコアとかはもうばっちり。

気配りもできるし…

一緒に入部したのに先輩みたい。



あたしも頑張らなきゃっ!!

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