心の中で。
それからも、

ご飯を食べたり、

買い物を楽しんだり。




あっと言う間に時間が過ぎて、暗くなると町はイルミネーションに彩られる。




「綺麗…」




淡い光に誘われるまま、イルミネーションに見入っていた。





周りには、カップルたちがたくさん。


その中で、ふっと耳に入ってきた声。




「哲也~もう、おめでたい日なのに、どうしたの?」


「いや、なんでもねぇ…。」




思わず振り変えると、そこには、佐野先輩と奈津先輩の姿。






「あら、美玲ちゃんじゃない!ほら、哲也!!」


奈津先輩は、あたしと賢の姿を見つけると、佐野先輩を引っ張ってこっちに走ってきた。
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