心の中で。
その日は、部活に集中なんて…できなかった。


ダムダムッ


いつもは体育館中に響くドリブル音も、全然気にならない。



「美玲さん、今日元気ないのね。…どうしたの?」

「いえ…」

奈津先輩が声をかけてくれても、明るく見せる元気が…出なかったんだ。



早苗は、泣き止んだ後、

「ごめんね…メールするから…。」

そう言って帰っていった。





ボフッ




帰ってきてベッドに倒れ込む。


~~~~♪


…!メールだっ!

すぐに飛び起きて、携帯を開いた。



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