心の中で。
早苗の気持ちがすごくわかって。

いつの間にか、頬に涙が伝う。


あたしは一通りメールを読んでから、すぐにメールを打ち始めた。


――To早苗――

許すとかじゃないから!

言ってくれてありがとう。


早苗の気持ち…わかるよ。

部活は寂しくなるけど…当然これからも親友だからね☆




p.s
試合は見にきて欲しいな…☆

――From美玲――


早苗が淳史の応援をしたいなら、試合にはちゃんと来て欲しかった。


ちょっと…行きづらいかもしれないけど、こう送ったら来てくれる気がするから!


早苗の気持ち、すごくよくわかる。

あたしのこれからは、どうなるんだろ…。


そんなことを考えながら、その日はそのまま早苗とメールを夜遅くまでしてる間に、いつの間にか眠りに落ちていた。
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