心の中で。
ダムダムッ


シュッ


スパッ



3人くらいがディフェンスに来てもものともしないでスリーを決める。



華麗。



その言葉しか思い浮かばなかった。

誰なんだろう…あの人。


「…玲。美玲。」


早苗があたしの肩を揺さぶる。


「…っん?どしたの?」


やばいやばいっ見入ってた…


「あははっ美玲真剣に見すぎ!」


「…や。バスケって…すごいね…。」


感動が隠しきれない。


「でしょでしょっ!」


あたしの手をとって騒ぎだす早苗。




そんなあたしたちに気付いて、1on1を終えた敦史とその相手が、こっちに歩いてきた。
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