心の中で。
だめ。




話せば話すほど、先輩が…

好き。

好き。

もう…いっぱいで。






でも、それはだめだから。

赤くなった顔を先輩に見せないように、とっさにうつむいた。


「あ…練習、邪魔してすいませんでした!じゃあ…あたし掃除するんで」

そそくさとその場から離れようとした。




「あ……高崎!」

呼び止められたけど…振り返っちゃだめ。

きっと…溢れてしまうから。



聞こえないふりして歩き続けようとした。



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