心の中で。
「ははっ今年のマネージャーは元気いいな!これ、入部届けだから。後日記入したらキャプテンに提出してな。」


そう言って行ってしまった。

もうちょっと話したかった…な。

そう思いながら先輩の背中を見ていた。


「…哲也先輩、かっこいいだろ!このバスケ名門校にバスケのスポーツ推薦で入ったんだってよ!いやぁ~レベルが違うよな。やっぱ。」


バスケ推薦…やっぱり上手いんだ…。


「いや、でもいつか俺らもあんくらい上手くなるように、がんばろーぜっ、な!!」


ちょっと弱気な敦史とは対象的に、渡井君は強気発言をしながら敦史の背中をばしっと叩いた。


「そうそう!さっき見てたけど…淳史君も充分すごいんだから。。頑張ってね!」


必死に淳史を応援し出した早苗。


お?もしかして…?




なーんて。

こんな直感は割とするどいあたし。



それからも少し4人で会話をした後、敦史と渡井君は、先輩に呼ばれて行ってしまった。


「これから楽しみだね~」

「そうだねっ!」


そう言い合いながら、早苗と一緒に体育館をあとにした。



こうして、あたしの高校生活は初日にしては、大満足!

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