IMITATION LOVELESS
【小さな願いも夢も…心に秘めた思いも…―。】
【もっと、もっと…君に言いたかったのに…―。】
モーニングティーをテーブルに置き、優夜と刹那は裸で眠る憐を眺めていた。
人となっても何一つ変わっていない柔らかな憐の素肌。
長い睫毛…、
しなやかな金色の髪…、
「……んん」
鈴のような声…、
全てが愛しかった。
二人は立ち上がると懐から銃を取りだし、銃口を憐に向ける。
引き金に人差し指を添えて、装填してから構える。