IMITATION LOVELESS
「直ぐに着てくれたら~ 嬉しいー♪」
谺は憐に服を合わせながら話す。
憐は困ったように微笑んでから、谺と着替えのために部屋を出ていった。
「……まぁ いつものドレスよりは動きやすいだろうし…」
残された魑は日本刀を膝置きにして二人の帰りを待った。
数分後、二人が部屋に戻ってきた。
憐は少し内股で、恥ずかしそうだった。
「うぅ~」
「ま、それくらいの露出くらい我慢!」
谺は憐に親指を立てて見せる。
憐はその親指を折ってしまいそうなくらい、強い力で曲げる。