IMITATION LOVELESS


「守るべきものを壊して…行き着くこの世の果てに…―。」

「きっと きっと…、君の幸せがある…―。」

「だから…、
俺達を忘れて…―。」


「お願い…僕から離れないで…―。」

「二人と離れたら…僕は、壊れてしまう…―。」




三人は離れた互いを想いながら、囁いた。



『あの日 誓った約束…、守れない僕らに罰を…』



召使いの声は、
大勢の足音に、

儚き姫の声は、
暗黒の夜空に、



消えていった。


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