IMITATION LOVELESS


刹那はクスッ…と笑うと、憐の耳に噛みついた。
以前、優夜がしたように。


「ひゃあああ!」


憐は驚き、髪と耳、尻尾を逆立てる。
糸で吊るさせれいるように真っ直ぐ上に逆立っている。

驚いた反動で憐は刹那を突き飛ばす。
…しかし、体つきが違うため、憐は自分が撥ね飛ばされてしまった。


「きゃっ!」
「「憐!!」」


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