IMITATION LOVELESS
そんな憐を見た二人は互いの顔を見合わせる。
二人は憐に確かめるような質問をする。
「…今までの高すぎる税とか、乱暴な法律とかは……アンタが造ったんじゃ無いの?」
憐は首をふる。
そして、ベッドサイドの引出しを開けて中の紙を取り出す。
その紙を優夜に渡す。
「法律改正許可書……?」
「この書類…不採用印が押してあるぞ?」
二人は紙に書かれた法律を読み進める。
その内容は今の国内の法律内容だった。
あまりの事に二人は言葉を失う。