IMITATION LOVELESS


名前を呼ばれ、憐と同じ金髪を揺らし二人の男女がこちらに駆けてくる。


「なぁに 姫様!」
「…仕事?」


二人の顔を見るなり優夜と刹那は驚いてしまう。
二人の顔は瓜二つ。
眉の形が微かに違うだけで残りはまるっきり一緒だった。

びっくりしている二人を見た双子。


「誰~?」
「憐の新しい召使いでしょ?」


二人は優夜と刹那の顔を覗き込んできた。


「二人とも 挨拶して?」


憐が双子へ言葉を投げ掛ける。


< 6 / 192 >

この作品をシェア

pagetop