IMITATION LOVELESS


「だって 美味しいんだもん! ね 魑ぁー!」

「うん…。 料理 上手なんだ……ここのシェフより」


魑は頬を桃色に染めながら紅茶啜った。


「…魑って 属に言うツンデレ?」

「ぶっ!!」


魑は紅茶を吹き出し、机におでこをぶつけた。
ごん、と痛そうな音がした。


「あれー 知らなかった? 魑は極度のツンデ…」
「こだまぁ!!」


怒ったであろう魑が抜刀し、谺に振り下ろす。
しかし間一髪、谺は刀を避けるが魑が容赦なく谺を追いかける。

憐いわく鬼ごっこらしい。


優夜と刹那は後片付けを始めることにした。


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