最高の初恋
私が小学校一年生になる時にはお姉ちゃんと天馬は一緒に帰るけど、手は繋いでなかった。
『天ちゃん!毎日、一緒に学校行こーね!』
「うん。」
そう約束して…一緒に学校に行けたのは始めの一ヶ月ぐらい…
「愛菜華、ごめん。明日からクラブの朝練なんだ。だから愛華と一緒に学校行って。」
『そ、うなんだ、わかった…』
四年生から始まるクラブで…天馬は四年生が5人しか入れないサッカー部に入った…
そのために朝は練習ばっかりで…
一緒に学校に行くことはなかった…帰宅も。
一緒には出来なかった。