最高の初恋

「愛菜華の好きって、どーゆー意味？」


『へ？』



急に真剣な顔して私に聞く天馬に私は凄くビックリした。



『好きに意味なんか…あるの？』



「あるよ…」



『天ちゃん…私、意味わかんない…』



「俺が教えてあげよーか？」



『へ…』


その時の天馬が怖かったのは…今でも覚えてる。



『天ちゃん…じょ、冗談やめてよ…』


「冗談じゃねぇよ。」



静かに…だけど、どこか怒ったように聞こえる天馬の声。



何か怒らすようなことをしただろうか？



何がいけなかったのか…



何度考えても…小学校四年生の私の頭では、全く思い付かなかった。