浮気性彼氏と心配性彼女【完】
「橋本?」
目の前を見ると、同じクラスの学級委員長の小林君くんが立っていた。
「小林君だ~なんでいるの?」
私は首をかしげながら聞いた。
「えっと、暇だし外から橋本達見えたからさ~」
ニコッと笑いながら私にそう言った。
女の私が言うのもなんだけど、小林君は可愛い…
「俺、可愛くね~よ?」
「…へ?」
驚いた私に笑いながら、
「声に出してた…から…」
ってまたニコッって笑いながら言う。
あぁ…可愛いです小林君。。。
いつの間にか優希はお手洗いから帰ってきて、
優希は『用事あるから先帰る!ごめんっ!』と言い帰ってしまった。
優希が帰った事により、私は小林君と2人なわけで…
少し気まずい…
「「………」」
続く沈黙を破ったのは小林君だった。
「あのさ…お前って鈴木と付き合ってんの?」