GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
もしかして、姫輝も私を助けようとしてくれているのか?
そう思うと嬉しい反面、申し訳ない気持ちになった。
私、一人の所為で、他人に迷惑をかけ困らせている。
私なら、自分のことは自分で解決させろとか言って、助けを求めている人を見放す。
面倒なことには、首を突っ込みたくないタイプだから……。
いや、私に限らず沢山いるだろう。
それなのに、それなのに……。
「ね、ねぇ、煌月!どうして、私を助けてくれるの?もし、私が煌月の立場なら絶対助けない。ねぇ、どうして?」
この疑問を聞かずにはいられなかった。