GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
友達が沢山いようが、困っている友達を見放す奴は見栄坊。
省かれ者だと思われないためのお飾り。
そんな友達はいらない。
煌月は、そのことを気づかせてくれた。
しかも、本気で私を友達だと思ってくれている。
それなのに、私は……煌月を友達だと考えていなかった。
こんな良い友達、どんなに探してもいないよ?私よ……。
この関係を大切にしないと。
不良だろうが、暴走族だろうが、そんなの関係ない。
「ねー、煌月」
「ん?」
「ありがとう」
…――この日、私に尊い友達が増えた。