GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
てか、何が末期なんだよ。
私の脳みそがって言うのか?
……ふっ、よくもそんな事が言えるもんだ。
私は、あんたより頭が良いっつうの!!
そんなこと言われる筋合い――…
「茉麗ちゃんって発想豊かだよね。目で人を殺せたら、人生苦労しないよ。あっ、でも、煌月なら出来そうだね。ヤバい、目に浮かぶわ」
そう言いながら、一人で大笑いする姫輝を見て、目が点になる私。
……初めて姫輝と出会った時にも思ったが、姫輝の笑いのツボが分からない。
いや、もはや姫輝の笑いは嘲笑いだ。
そう一人で確信していると、すっきりした表情を浮かべている煌月が私の右隣に腰を下ろした。