GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「ねー、煌月」
「ん?」
「一般人に迷惑をかけるようなことはやめようか」
「……は?けど、いってぇ!!」
「やめよう、ね?」
私は目を細め、口元に笑みを作りながら、煌月の足をぐりぐりと踏み潰す。
すると、煌月は顔をしかめ言った。
「お前、体重何㎏だよ!!マジ、いてぇんだけど」
「何か言ったかしらー?このウホゴリラ」
私は一切笑みを崩すことなく、さらに力を加えてぐりぐりと踏み潰す。
「いってぇな!!茉麗の方が、ウホゴリラだろ」
煌月のその発言で、空気が凍りつく。