GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「何を仰っているのかしら?さぁー、胸を叩いてみなさい。あら、本物のゴリラと対抗出来るんじゃないかしら。ほら、ウホウホ言ってごらんなさい。アハハハハー」
「オイ、茉麗!!口は笑っているが、目が笑ってねーぞ!!?」
「私、今ならウホゴリラを殺せるような気がする」
「ま、待つんだって、あがっ!!ちょっ、お前!本当に女かよ。つーか、痛い。こいつのパンチ、マジいてー」
「さぁー、今日は血祭りだわ!!あんたの脳みそ、ギッタギタにしてやるわ!!!!」
私の華麗なる右アッパーを顎に受けた煌月は、ファイティングポーズをとる。
女のプライドを傷つけた煌月を地獄に突き落としてやろうと、右の握り拳に力を込める。
もし、姫輝が止めていなかったら、本当に血祭りになっていたに違いない。