GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜


何偉そうに、黒革の長ソファーに座っているのよ。



……何?



あんたの隣に座れと?



冗談じゃねー。


「ざけんな」

「何だと?」



……別に怖くねーし。



そんなドスの効いた低い声で私を脅したって怖くねーし。



ほんと、煌月が激怒している意味が分からない。



「私、何もしてないよね?」

「は?」

「今の煌月は嫌い」

「あ゙?」

「何かさ……。今の煌月、昔の兄さんにそっくりだ」

「……」

「落胆した」

「……」



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