GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「茉麗、ありがとな。俺、やっと前進出来る。やっぱ、茉麗に聞いてもらって良かった」
「……感謝しなさいよ?」
「あぁ。ぜってぇ、恐れねぇ。もう、自分の感情を抑えることはやめだ、やめ」
「うん、それで良いんだ」
「なら、遠慮しねぇ」
「うん。それで良いんぎゃ!?」
な、な、何事!?
視界真っ黒。
額に痛みが走る。
……何かにぶつかった?
いや、正しくは押し付けられただな。
……どこに?
……煌月の胸板に……?