GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜


……駄目だ。



気分を悪くした。



ヤバい、嘔吐しそう。



「ゔおぉぉえ!」



手で口元を押さえる私。



……ふー、危ねぇ。



奇跡的に異物が口から出なかったぜぃ。



「……郁斗よ」

「ど、どうした!?顔面蒼白だぞ?……ま、まさか、また妄想か!?」

「失礼な!!……まぁー、そうなんだけどー」

「そうなのかよ!!」



わざわざツッコミを入れてくれる郁斗。



……あー、なんか泣けてくる。



< 264 / 370 >

この作品をシェア

pagetop