GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
いつもなら、間違いなくすぐさま否定する。
だが、否定出来なかった。
私、さっきから煌月の名を何回言っている?
てか、私。
煌月にキスされた方が何百倍も嬉しいって思ったよね?
ドキドキ胸が踊る。
……気づいてしまった。
あぁ、私は――煌月が好きなんだ。
きっと前から好きだったんだ。
どうして、今何だろう。
どうして、今。
この気持ちに――…
「茉麗は、女たらしの煌月が好きなのか?そういう人が好きなのか?やめておけ。遊ばれるだけだぞ?」
…――気づいてしまったのだろうか。