GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
やはり鳩尾かー!!
私はそれをすれすれでかわしてしゃがみ込む。
「ば、馬鹿野郎!!マジで鳩尾、痛いんだからねっ!」
思いきり立ち上がり、慎の顎を蹴りで突き上げた。
「っ――いってぇ!!」
慎は顎を押さえながらふらつく。
……もしかしたら、窓から逃げなくても良いかもしれない。
すかさず、何の躊躇なく慎の股間に蹴りを入れる。
「い゙っ!!」
慎はあまりの痛さに顔を歪め、床に倒れ込んだ。
私は倒れ込んだ慎に急いで跨る。
そして、慎の前髪を掴んで鼻に頭突きを一発かました。