GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜


あわわわわ。



腹の虫がぐうぐう鳴ってるよ。



そういえば、気を失ってから風呂にも入っていない。



うわっ、頭とか臭くなってるじゃん。



もう、今すぐ風呂に入りたい。



臭い女とか、煌月に言われたくない!



「てか、煌月もいい加減起きなさいよ!!」



私は煌月の後頭部を叩(はた)く。



「いってぇなぁー。兄貴、もう少し優しく起こして――…」

「寝ぼけるな。私、煌月の兄貴じゃないんだけど!!」

「……え?茉麗!?」



煌月は後頭部を押さえながら、勢い良く振り返る。



< 326 / 370 >

この作品をシェア

pagetop