GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
けど、今回の場合は間違ったことは言っていないと思う。
ただ、相手が悪かった。
どうやら、私は相手の堪忍袋の緒を切らす素晴らしい才能を持っているらしい。
うん、気づいた時には遅かった。
煌月は鬼の形相をしていた。
人間がするような顔ではない。
2本の角が生えている、黄鬼みたいな顔をしている。
だが、この状況に慣れてしまった私は、いつの間にか肝が据わっていたみたいだ。
煌月を怖いと思わなくなっていた。
これこそ、慣れてしまえばどうってことないってヤツだよ。