GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「ちょっ、煌月!!あの話はデマだったの!?」
「……違う」
「……は?」
器用に片方だけの眉が上がる。
……え?
話、矛盾してない?
つじつまが――…
「あの話には少し言葉が足りねー。いや、一部話も違う」
…――やはり合っていない。
「いいか?俺がしたその行為が、未来の苦楽どちらの結果を生むか分からねー。けど、大切なモノを守るために拳を汚した。そこを勘違いするな」
きっぱりとそう言う煌月。
それと同時に、物凄い罪悪感を感じた。