GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「なぁー、茉麗。帰宅したいんだっけ?」
「え!?帰らせてくれるの!?」
「あぁ、送ってやる。俺ら、ダチだからな」
「ありがとう!!……って、えっ?」
“いつ、私らお友達になったのかな?”
本当は、今すぐにでも突っ込みたい。
だが、煌月の満面の笑みを見て、突っ込んではいけないような気がする。
そう思い、あえて聞かないでおいた。
……はぁー。
今日から私は、煌月とお友達関係になってしまったのね?
なんてこった。
ほんと、どうしよう。
このままだと、“アイツ”が帰ってきてしまう。