GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
「お前さ……まさか、バイクに乗るのこえーのか?」
ギ、ギクッ!!
不良に図星を指されてしまった!
だが、ここで素直に認めたくない。
私のプライドが許さない。
「……完璧主義者の私に、弱点なんかあるわけないでしょ?」
「……」
「バイクなんか――…」
「屁の河童って言いてぇーのか?それを聞いて安心した。俺、安全運転しない主義だから」
……煌月のその言葉を聞いて、後頭部を花瓶で殴られた感覚に襲われた。
しくじった。
小奴をあなどりすぎた!!