GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜


「お前さ……まさか、バイクに乗るのこえーのか?」



ギ、ギクッ!!



不良に図星を指されてしまった!



だが、ここで素直に認めたくない。



私のプライドが許さない。



「……完璧主義者の私に、弱点なんかあるわけないでしょ?」

「……」

「バイクなんか――…」

「屁の河童って言いてぇーのか?それを聞いて安心した。俺、安全運転しない主義だから」



……煌月のその言葉を聞いて、後頭部を花瓶で殴られた感覚に襲われた。



しくじった。



小奴をあなどりすぎた!!



< 64 / 370 >

この作品をシェア

pagetop