GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
……たく、ここに長居するわけにはいかないってのに……。
あまりの不愉快さに顔を歪める。
「……何?まだ、私に用があるのかしら?」
姫輝に冷徹な視線を向ける。
それなのに、姫輝は生き生きとした様で言った。
「今日、一日遅れのクリスマス暴走があるんだ」
「……それで?」
「茉麗ちゃんにも参加してもらうから」
「……は?」
器用に片方の眉だけが上がる。
……何だと?
暴走に私が参加!?
オイ、シャレにならないぞ。