GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
姫輝からその話を聞いて、背筋が凍ったよ。
はて、相手は生きているのだろうか……。
その内、煌月は殺人者としてニュースに取り上げられるのではないか。
本気でそう思った。
そんな人に会いたくない……。
やっぱり帰りたい。
けど、私の手首は姫輝に掴まれたままで、ついには倉庫に足を踏み入れてしまった。
……最悪だ。
何で、私がコイツらの暴走に付き合わなきゃならないのよ。
私、まだサツなんかに捕まりたくない。
てか、一刻も早く平凡な日常に戻りたいんだけどー!!
そんな私の気持ちを知らない姫輝は、鼻歌をしている。