RealLove~心の傷から生まれた愛~
か…可愛い…
何故かそんな事思ってしまった自分がいた。
「うわっ!!な…なんで榎南が俺に抱き着いてんだよ!?」
翔は普段も大きな目を更に大きくさせて私を見ていた。
『…は!?』
それは私のセリフでしょ!!
誰のせいでこうなってると思ってるの!?
『翔が勝手に寝ぼけて私に抱き着いてきたんでしょ!!』
私ははぁ…。と思わずため息が出る。
それに続いて翔もため息を吐いて「そうだったんだ。」と言いながら頭を掻いた。