RealLove~心の傷から生まれた愛~
「ごめんな?」
そんな事言ってるけど、翔、笑ってるし。
『ぜんぜん悪いって思って無いでしょ』
あまりの翔のゆるさにもう何だってよくなってきた。
「俺、ジャムって口に出してたんだ」
不思議そうに独り言のように呟いている翔に…
『ねぇ。ジャムって何の事?』
「ああ。俺が飼っている犬の名前だよ」
そう言いながら翔はのそっとベッドから起き上がった。
『そうなんだ。ジャムって可愛い名前だね』
犬の事だったんだ…
翔が犬飼ってるってあんまりイメージ無いけど。