RealLove~心の傷から生まれた愛~
もう顔が熱くてしょうがない。
「ごめん。あの状態だと着替えた方がいいかと思って…でも、そんな見てないから!!」
翔の表情は後ろを向いているから分からないけど…
後ろ姿からでも動揺しているのが分かった。
さっき、“そんなに”って言ったよね?
『信じらんない!!』
私は恥ずかしくて恥ずかしくて仕方ない。
「ごめんって。ほら、朝ご飯出来たから食べるぞ」
納得出来ない私に翔は背中を押して席に座らせた。
まだ怒りは収まらないけど、目の前にはとても美味しそうな料理が並んでいる。