RealLove~心の傷から生まれた愛~
私は何の思いも無くアドレスを教えた。
「ありがとう!!後で連絡するね!!」
それだけ言うと彼は走って出ていった。
『…………』
まるで…嵐のような人だな。
そうだ!!
私も早く教室行かなきゃ!!
私は結局二限目から授業に出た。
…それからの私と言うと、最近は自分の家にいるより翔の家にいる事が多くなっていた。
家は母しかいないけど、私と仲が悪いから家は居心地が悪い。
別に私が出掛けたって家に帰らなかったって何も気にしない。
だからと言って今更気にかけて欲しいだなんて思わない。