RealLove~心の傷から生まれた愛~





そんな私に…





「ゆっくりでいいよ」





翔は怒る訳でも無く、呆れる訳でも無く…





一生懸命私の話を聴こうとしてくれる翔に私は嬉しかった。





『朝に、人とぶつかった時に怪我してその人が保健室に連れて行ってくれて…手当てまでしてもらったんだ…』





ゆっくりだけど、自分の口で今日一日あった事を話す。





「怪我って大丈夫なのか?」




心配そうに私を見るから…





『大丈夫だよ。ほら』




そう言って私は怪我した左足を軽く上げ怪我した場所を見せる。





あ…



見せた瞬間にある事を思った。




手当てしてもらった足には包帯までされていた事を…。





これじゃ…




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