RealLove~心の傷から生まれた愛~




『帝くんはそれでいいの?』





私が食べたいって理由じゃ…





「俺もパスタ好きだし、美味しそうだよね」




そう言って帝くんはニカッと笑った。





優しい人だな…





そんな事思いながら案内された席に着く。





「じゃあ、俺はこれー。」




まだメニュー表を開いて数秒くらいなのに、帝くんはもう食べる物を決めた。






『え!?もう?』





私なんてまだメニュー表開いただけなのに。





「うん!!」




私も早く選ばなきゃ…




急いでメニュー表に目を移す。





「ははっ。別に選ぶの急がなくていいって」




< 156 / 308 >

この作品をシェア

pagetop