RealLove~心の傷から生まれた愛~




うわ…




いつものキャラと全然違う。






ってそれより、せっかく私が知り合いって言ったのに、これじゃ意味無い。






「どうも…あの、知り合いなんですよね?」





帝くんは、何か探るような、そんな表情に私はハラハラしてしまう。






「そうですよ?これからよろしくお願いします」




翔はキュッと口角を上げる。





私の所から見える翔の横顔…それは…





口角を上げていても、決して笑っているようには到底見えない。





そんな翔にどこかカチンときたらしい帝くんは、




「ええ。こちらこそ」




何処か対抗するようなその発言に私は疑問を覚える。





それだけ言うと、帝くんは私に顔を向けて「また明日」とだけ言ってその場を後にした。



< 175 / 308 >

この作品をシェア

pagetop