RealLove~心の傷から生まれた愛~
『って、美久寝てなかった?』
そういえば、もうすぐ…
「あー!!明後日テストあるじゃん!!」
私が思っていた事を美久は今思い出したかのように叫んだ。
『そうだね』
「なんで榎南はそんな冷静でいられんの!?もしかして自信あるとか!?」
『まさか…。』
確かに冷静ぶってるように見えるかもしれないけど、自信なんてあるはず無い。
最近色々ありすぎて、勉強なんてまで手をつけられていない。
「今日は仕方ないけど、明日私の家で勉強会しよ!!」
今度は張り切って何故か強制的に決められた気がする…
『しょうがないな…』
そんな毎回ころころ表情が変わる美久に私は思わず笑った。