RealLove~心の傷から生まれた愛~
私は手すりをよじ登って手すりの棒に座り込む。
いつもとはまた違う屋上からの景色。
私が生きてても幸せになれる訳でも無いし…
死ぬ事に恐怖は無かった。
手すりの外側に足を降ろすと、下にはグレーのアスファルト。
覗き込んでみると。
それは近いのか遠いのか分からない距離感。
あーあ…
私の人生って何だったんだろう…。
もう一度前を見れば、小鳥が目の前を飛んでいくのが瞳に映る。