RealLove~心の傷から生まれた愛~




咄嗟にその左手を手前に引く。






…けれど、時遅し。





翔はそんな私を構わず強く私の左手を掴んだ。







「何これ。なんで?」






今朝は無かったよな?…と私を問いただす翔。






それはそうだ。




学校でやったんだから。





…なんて開き直って言える状況なんかじゃ無い…。






でも、嘘ついても多分…




すぐにバレる。






「学校で…?」




『…まぁ…』



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