RealLove~心の傷から生まれた愛~





それを私にプレゼントしてくれた。






『ありがとう』





「また...きてくれる?」




女の子は私に抱き着いてくるのを私はそっと受け止める。





『もちろん。また来るからね』





『「やくそく」』





女の子が差し出した小指に私も同じく繋いで約束をする。





『ばいばい』





別れが惜しい中、私達は幼稚園を後にした。







「あー!!疲れたー」




帝くんは歩きながら思いっきり伸びをする。





『そう?楽しかったよ』




私は貰った似顔絵を眺める。





「だからそれは!!みんな榎南ちゃんになついていたからでしょ!!」




ずるいと不満げな顔をして言った。





「いっそ幼稚園の先生になれば?」






『…どうだろうね』





『じゃあ、またね』




< 249 / 308 >

この作品をシェア

pagetop