RealLove~心の傷から生まれた愛~
そんなの...
『翔...だって。』
「...え?」
だったら私だって聞きたい。
『翔にとっても私は翔の中でどんな存在で居るの?』
まさか私から聞き返されると思わなかった。
そんな言葉が聞こえてきそうな驚いた顔をしている翔を私は一度見てそのまま近くにあったバックを持って家を飛び出した。
帝くんの事言われた時、彼氏じゃ無いけど、あの時...
違う。と伝えたら帝くんの好き。って言ってくれた気持ちを全部否定する気がして言えなかった。
それでも誤魔化した私も悪いと思う。
でも、このまま逃げてる訳にはいかない。