RealLove~心の傷から生まれた愛~
「榎南ちゃん話って何?」
私は次の日、帝くんと昨日来た同じ屋上に来ていた。
帝くんとの関係をはっきりさせる為に。
「...って何かもう分かっちゃった気がする」
帝くんはそう言って辛そうに笑った。
『あの...』
帝くんの表情に私は言葉を発する事が出来ない。
「俺じゃ...やっぱりダメ?」
そう言って私をきつく抱き締めてくる。
『...っ』
帝くんの肩震えてる...。
『...ごめんなさい。』
そっと帝くんの肩を押し私は帝くんの告白を断わる。