RealLove~心の傷から生まれた愛~
『...怖い?』
翔に視線を合わせると、優しい表情だけどどこか...
色っぽい...
「嫌なら今すぐここから出て行った方がいい。」
「無理やりなんてしたくないから」
翔の大きな手が私の頭を撫でる。
そりゃ、少し怖いけど...
私だって翔が好きなんだから...
『別に...』
「え?」
小さな声で呟いた私に翔は聞き返す。
『好きにしたら?』
私はボソッと呟いて近くにあった枕に顔を埋めた。
だって恥ずかしいし...
「今の言葉撤回無しだからな」
な、なんか今、翔の目が光った気がする...。