RealLove~心の傷から生まれた愛~
私は椅子に座っているまま成す術も無く...
目の前の鏡には琴那さんは楽しそうな顔が私の視界に映る。
...***
「やばい!!可愛い!!」
最後に髪を編まれ琴那さんは満足そうに私に鏡を渡した。
『...うわ』
鏡に映る自分に自分自身も驚いてしまう。
なんか私じゃないみたい...。
「あーあ。こんな可愛い榎南ちゃん、翔にあげたくないわ...」
むすっとした顔で呟きながら私の隣を歩く琴那さん。
なぜ琴那さんが私の隣を歩いているかと言うと...