RealLove~心の傷から生まれた愛~
『......っ!!』
そっと目を開けると光の眩しさに思わず目を細める。
「榎南!!良かった…目覚ましてくれて」
まだ頭がついていかなくてぼーっとする。
だんだんと視界がはっきりしてくると、視界に映るのは暖色のクリーム色の壁と翔の顔だった。
『あれ...は...あれは、夢...?』
私はさっきまで見ていたあの夢を思い出す。
すごく暗くて一人ぼっちで誰もいない部屋で私だけで...って...
『...ここ...』
「俺の家だよ。」
隣を見ると翔がベッドの縁に座って私の事を見ていた。